チャービル
チャービル
セリ科 一年草
【学名】 Anthriscus Cerefolium
【別名】 セルフィーユ、ウイキョウゼリ
【将来的なサイズ】 高さ:50cm 幅:30cm
【花期】 6~7月
【原産地】 アジア西部~ヨーロッパ
【利用部分】 葉、茎
【利用方法】 料理、ハーブティー、ヘルスケア
【効能】 血行促進、消化促進、収れん作用、
【注意点】 特になし
チャービルはパセリよりも繊細で、全草に甘さのある香りがあり、フランス料理などによく使われる。
チャービルの茎は分枝して株立ちになり、茎上部に小さな白い花を複散形花序につける。
栄養は鉄分、ビタミン、ミネラルが豊富です、貧血ぎみの人やイライラする人におすすめ。
チャービルは、肌をきれいにするクレンジングのハーブ。
◆栽培方法◆
チャービルの植え付けは、3~5月、9~10月。
種まきは4~5月、9~10月。
チャービルは肥沃でやや湿り気があり、半日陰の涼しい場所に植える。
強い直射日光は避ける。
元肥だけで充分。
チャービルは移植を嫌うため、直接、種まきで栽培するのがおすすめ。
種まきの場合は元肥を施してから直まきし、株間は10cmほどあける。
チャービルは半日陰で育てることで、一段と香り高くすることができる。
収穫を兼ねて間引くようにする。
◆収穫方法◆
チャービルの葉の収穫は、3~6月、10~11月。
2年目の5〜6月に丈が20cmになったら5枚くらい残して刈り取る。
チャービルの収穫は、上記の収穫期に、風通しが良くなるように行うとよい。
◆利用方法◆
チャービルはフランス料理のフィーヌゼルブには欠かせない。
卵料理や魚料理、鶏肉料理、スープ、サラダとの相性が抜群。
チャービルは加熱すると風味が落ちてしまうので、調理の最後に加えるか、短時間の加熱で仕上げる。
ドレッシングに利用したり、バターやチーズに練りこむ。
フェイシャルローション(チャービルのティーを冷ましたもの)やチャービルの生葉のフェイシャルマスクとして肌に付ける。
クリスタライズドハーブ(ハーブの砂糖がけ)にして、 アイスクリーム、ケーキ、クッキーに添えたり、紅茶やアイスティー、ジュースなどに浮かべたりする。
*フェイシャルマスクの作り方*
•1. 大さじ2のチャービルは細かく刻んですり鉢に入れ、ペースト状になるまでよくすり混ぜる。
•2. 1に大さじ2の小麦粉を振り入れてよく練り混ぜ、固さの様子を見ながら約大さじ1の水を加えてよく練り混ぜる。
•3. 洗った顔や手に塗って10〜15分程おき、ぬるま湯で洗い流す。あとはいつものスキンケアを。
【※注意】ハーブのフェイシャルマスクやローションを使う際には、必ずパッチテストをして肌に合うかどうか確かめてから使う。異常を感じた場合はすぐに使用を中止する。
*クリスタライズドハーブの作り方*
•1. グラニュー糖はすり鉢で軽くすり、細かい粒子にする。チャービルは洗って水気をていねいにふきとり、小皿に並べる。
•2. 卵白1/2個分は軽く溶く。筆に卵白を含ませて1のチャービルの葉にまんべんなく塗り、チャービルが乾かないうちに1のグラニュー糖を振りかけてコーティングする。これを1枚ずつ裏返し、同様に卵白を塗ってグラニュー糖をふりかけてコーティングする。
•3. 2を風通しのいい場所において、途中裏返しながら、2日ほど乾燥させる。
•4. かりっと乾いたら乾燥剤とともにガラス瓶などに入れ、冷蔵庫で保存する(きれいに乾いていれば1〜2週間保存可能)。